問11 2015年5月実技資産設計提案業務
問11 問題文
伊丹徹さん(36歳)が保険契約者(保険料負担者)および被保険者として加入している生命保険(下記<資料>参照)の保障内容に関する次の記述の空欄(ア)〜(ウ)にあてはまる数値を解答欄に記入しなさい。なお、保険契約は有効に継続しているものとし、徹さんはこれまでに<資料>の保険から、保険金・給付金を一度も受け取っていないものとする。また、各々の記述はそれぞれ独立した問題であり、相互に影響を与えないものとする。
<資料/保険証券1>
<資料/保険証券2>
・徹さんが現時点(36歳)で、交通事故で即死した場合、保険会社から支払われる保険金・給付金の合計は( ア )万円である。
・徹さんが現時点(36歳)で、肺炎で14日間入院した場合(手術は受けていない)、保険会社から支払われる保険金・給付金の合計は( イ )万円である。
・徹さんが現時点(36歳)で、初めて大腸ガン(悪性新生物)と診断され28日間入院し、その間に約款所定の手術を1回受けた場合、保険会社から支払われる保険金・給付金の合計は( ウ )万円である。
問11 解答・解説
生命保険の保障内容に関する問題です。
交通事故により死亡(即死)した場合、保険証券1の終身医療保険からは死亡保険金が支払われます。
また、保険証券2の終身ガン保険からは、「ガン以外による死亡」として死亡給付金が支払われます。
よって、本問の保険で支払われる保険金・給付金合計額は、
死亡保険金50万円+死亡給付金10万円=合計60万円 となります。
また、肺炎で14日間入院した場合、保険証券1の終身医療保険から疾病入院給付金が支払われます。
入院1日目から支給されるため、入院日数が支給対象期間です。
給付金合計額=疾病0.5万円×14日間=7万円
最後に、大腸ガンで入院・手術をした場合、保険証券1の終身医療保険からは疾病入院給付金・手術給付金、保険証券2の終身ガン保険からはガン診断給付金・ガン入院給付金・ガン手術給付金が支払われます。
※疾病入院特約の給付対象:病気の治療を目的とした入院
いずれの給付金も、入院1日目から支給されるため、28日間入院した場合は、28日間が支給対象期間です。
よって、大腸ガンで手術1回、28日間入院した場合の保険金合計額は、
保険1:疾病0.5万円×28日間+手術10万円×1回
=14万円+10万円=24万円
保険2:ガン診断100万円+ガン入院1万円×28日間+ガン手術20万円=148万円
1〜2の合計:24万円+148万円=172万円 となります。
従って正解は、(ア) 60(万円) (イ) 7(万円) (ウ) 172(万円)
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