問7 2015年5月実技資産設計提案業務

問7 問題文と解答・解説

問7 問題文

下記<資料>は、山根さんの所有する土地の登記事項証明書の一部である。この登記事項証明書に関する次の(ア)〜(エ)の記述について、正しいものには○、誤っているものには×を解答欄に記入しなさい。なお、下記<資料>においては、問題作成の都合上、昭和63年法務省令第37号附則第2条第2項の規定による移記(登記事項証明書の電子化に伴う移記)に関する記述は省略している。

<資料>


(ア)ひかり銀行の抵当権は、債務者の山根真一さんが死亡したため消滅した。

(イ)この土地は現在、山根賢治さんが単独で所有している。

(ウ)平成25年5月20日にかもめ銀行の抵当権設定登記が行われ、かもめ銀行の抵当権設定当初の債権額は1,000万円であることが分かる。

(エ)山根賢治さんが債務の弁済を怠った場合、かもめ銀行は裁判所に申し立てて、債権を回収するためにこの土地を競売にかけることができる。

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問7 解答・解説

不動産の登記に関する問題です。

(ア)は、×。債務者が死亡しても、債務の弁済がなければ抵当権は消滅せず、存続します。また、債務を完済しても、設定している抵当権は自動的には抹消されないため、団体信用生命保険で返済された後、抵当権抹消登記をすることが必要です。
本問の場合、権利部乙区の順位番号2にあるように、ひかり銀行の抵当権は平成19年3月5日に、債務の弁済を原因として抹消登記されています。

(イ)は、○。単独で不動産を持つ場合、権利者の欄には1人だけが記載されるのに対し、共有の場合は、権利者の欄に共有者の情報と持分が記載されます。
本問の場合、所有権に関する事項が記載される権利部甲区には、山根さんのみが記載されており、単独所有です。

(ウ)は、○。登記記録の権利部(乙区)には、所有権以外の権利に関する事項(賃借権や抵当権)が記載されますので、本問の場合、権利部乙区の順位番号3にあるように、平成25年5月20日に抵当権者をかもめ銀行とする、債権額1,000万円の抵当権設定登記が行われていることが分かります。

(エ)は、○。債務者が債務の弁済を怠った場合(債務不履行)、抵当権者は裁判所に申し立てて、担保不動産を競売にかけ、債権回収することができます(抵当権の実行)。

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