問6 2015年5月実技生保顧客資産相談業務
問6 問題文
Mさんは,Aさんに対して,生命保険の見直しについてアドバイスをした。Mさんの,Aさんに対するアドバイスに関する次の記述(1)〜(3)について,適切なものには○印を,不適切なものには×印を解答用紙に記入しなさい。
(1) 「先進医療は,治療効果が期待される反面,費用は高額となるケースも多く,また,健康保険における先進医療に係る費用の一部負担金(自己負担額)の割合は3割となるため,先進医療の保障を準備することも検討してください」
(2) 「現在加入している生命保険の保障内容を同額で更新した場合,更新後の保険料は上昇します。生命保険の見直しを考える際は,今後の収入や支出を十分に考慮したうえで,Aさんが支出可能な保険料の額を算出することも大切です」
(3) 「契約転換制度を利用して現在の保障内容を見直す際に,保険会社が指定した医師の診査を受けた場合,当該転換後契約はクーリング・オフ制度の対象となります」
問6 解答・解説
先進医療、保険の更新、クーリング・オフに関する問題です。
(1) は、×。先進医療は、最新の先進技術として治療効果が高いものの、公的医療保険の適用外で、通常の治療と共通する基礎的部分以外、技術料が全額自己負担となります。
(2) は、○。特約部分の保険期間は10年ですので、同額保障で更新すると、10年前と比べて死亡等のリスクが高くなっていることから、更新後の保険料は上昇します。
生命保険の見直しを考えるのであれば、今後の収入や支出を十分に考慮しながら、保障額だけでなく、支出可能な保険料の額を算出することも大切です。
(3) は、×。転換した場合を含め、新規に生命保険を契約した際にはクーリング・オフの対象になります。ただし、契約のために保険会社指定の医師による診査を受けた場合には、自ら冷静に判断して契約締結したとみなされ、クーリング・オフの対象外となります。
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