問31 2015年5月学科
問31 問題文択一問題
所得税額の原則的な計算手順として、最も適切なものはどれか。
(ア)課税対象となる所得を10種類に区分し、それぞれの所得の種類ごとに定められた計算方法により所得の金額を計算する。
(イ)配当控除や住宅借入金等特別控除などの税額控除を行う。
(ウ)医療費控除や配偶者控除などの所得控除を行う。
(エ)所定の税率を乗じて、算出所得税額を計算する。
(オ)損益通算、純損失・雑損失の繰越控除を行う。
1.(ア)→(ウ)→(エ)→(オ)→(イ)
2.(ア)→(オ)→(ウ)→(エ)→(イ)
3.(ア)→(エ)→(イ)→(ウ)→(オ)
4.(ア)→(オ)→(イ)→(エ)→(ウ)
問31 解答・解説
所得税の仕組み・課税方法に関する問題です。
まず、所得税は、発生形態別に10種類に分類(給与所得・事業所得・不動産所得等)し、各所得ごとの計算方法で所得金額を計算します。
次に、他の所得と損益通算可能である不動産所得、事業所得、山林所得、譲渡所得の損失や、損益通算しても控除しきれない損失額(純損失)・雑損控除として控除しきれない損失額(雑損失)として、3年前までから繰り越されてきた損失を所得から控除します(総所得金額等)。
さらに、総所得金額等から医療費控除や配偶者控除などの所得控除を差し引き、課税所得金額を算出します。
ここで、課税所得金額に応じた税率を乗じて、算出所得税額を計算します(課税所得金額が大きいほど税率が高くなります(累進税率))。
最後に、算出された税額から配当控除や住宅借入金等特別控除などの税額控除を差し引き、最終的な所得税額(差引所得税額)が算出されます。
以上により正解は、2.(ア)→(オ)→(ウ)→(エ)→(イ)
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