問25 2015年5月学科
問25 問題文択一問題
株式市場の代表的な指標に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1.日経平均株価は、東京証券取引所市場第一部に上場している全銘柄を対象として算出される。
2.日経平均株価は、連続性を失わせないように株価の権利落ちなどを修正した平均株価である。
3.東証株価指数(TOPIX)は、東京証券取引所市場第一部および市場第二部に上場している全銘柄を対象として算出される。
4.東証株価指数(TOPIX)は、時価総額の大きい銘柄(大型株)の値動きよりも株価水準の高い銘柄(値がさ株)の値動きによる影響を受けやすい。
問25 解答・解説
株式市場の指標に関する問題です。
1.は、不適切。日経平均株価は、東京証券取引所の一部上場企業のうち代表的な225銘柄から構成されたものです。増資や株式分割で1株当りの価値が薄くなったとしても、指標としての連続性を保つように計算されます。
2.は、適切。日経平均株価(日経225)は、東証1部225銘柄を修正平均したもので、算出に当たり、株式分割などの権利落ちの影響が修正されます。
3.は、不適切。東証株価指数(TOPIX)は、東証1部上場の全銘柄の、市場に流通している浮動株を対象とする、時価総額加重型の株価指数です(昭和43年1月4日の値を100としています)。
4.は、不適切。東証株価指数(TOPIX)は、単なる全銘柄の平均ではなく、時価総額で加重平均した値(時価の多少を加味した平均)のため、時価総額の高い企業の株価の影響が大きくなります。
これに対し、日経平均株価は、構成銘柄の株価を修正平均したものであるため、株価の高い銘柄(値がさ株)の値動きによる影響が大きくなります。
つまり、TOPIXは「時価総額が高い=株価が高く発行済株式総数が多い」企業の影響が大きいですが、日経平均は株価の高い企業の影響が大きくなるわけです。
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