問26 2015年5月学科
問26 問題文択一問題
一般的なオプション取引に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1.コール・オプションとは、将来の一定期日または一定期間内に、株式などの原資産をあらかじめ定められた価格(権利行使価格)で買う権利のことをいう。
2.ヨーロピアンタイプのオプションは、取引開始日から取引最終日までの間であれば、いつでもその権利を行使することができる。
3.プット・オプションの売り手が被る損失は、受け取ったオプション・プレミアム(オプション料)相当額に限定される。
4.コール・オプションおよびプット・オプションのいずれも、権利行使価格が低いほど、オプション・プレミアム(オプション料)は高くなる。
問26 解答・解説
デリバティブ取引に関する問題です。
1.は、適切。オプション取引で、原資産を将来のある期日・期間内に特定の価格(権利行使価格)で”買う権利“をコールオプションといい、”売る権利“をプットオプションといいます。
2.は、不適切。オプション取引のうち、ヨーロピアンタイプは満期日に限り権利行使可能であるのに対し、アメリカンタイプは取引開始日から取引最終日までいつでも権利行使可能です。
3.は、不適切。オプション取引では、「コール」、「プット」にかかわらず、買い手の損失は限定されますが、オプションの売り手の損失は理論上無限大となります。
4.は、不適切。オプション・プレミアム(オプションの価格)は、オプションの買い手にとって有利な条件には上昇し、不利な条件には下落します。
権利行使価格が低いほど、コール・オプションのプレミアムは高くなり、プット・オプションのプレミアムは低くなります。
100円の大根を50円で買える権利と70円で買える権利がある場合、50円で買える権利の方がより有利ですよね?よって買える値段が低いほど、この権利の値段(プレミアム)は上昇します。
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