問23 2015年5月学科
問23 問題文択一問題
株式投資信託の運用手法等に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.パッシブ運用は、経済、金利の動向や企業調査等を踏まえ、ベンチマークを上回る運用成果を目指す運用スタイルである。
2.バリュー投資は、現在の利益水準や純資産などに対して株価が割安であると考えられる銘柄を選択して投資する運用スタイルである。
3.ボトムアップ・アプローチは、各銘柄の投資指標の分析や企業業績などのリサーチによって個別銘柄を選定し、その積上げによりポートフォリオを構築する手法である。
4.トップダウン・アプローチは、経済環境などのマクロ的な分析によって国別組入比率や業種別組入比率などを決定し、その比率の範囲内で銘柄を決めていく手法である。
問23 解答・解説
投資信託の分類・運用スタイルに関する問題です。
1.は、不適切。パッシブ運用とは、投資評価の基準となるベンチマークの動きと連動した運用成績を目指す運用スタイルです。
投資評価の基準となるベンチマークを上回る運用成績を目指す運用スタイルは、アクティブ運用です。
2.は、適切。バリュー投資は、PERやPBR等の指標や配当割引モデル等から見た株価の割安性に着目して、銘柄選択を行う運用スタイルです。
3.は、適切。ボトムアップ・アプローチとは、マクロ経済動向等にかかわらず、個別銘柄の投資指標の分析、リサーチの積上げにより銘柄を選定し、ポートフォリオ構築を図る運用手法です。
※ボトムアップ・アプローチ:どの会社?⇒現在の株価は?資産価値は?将来性は?
4.は、適切。経済・金利・為替などのマクロ経済動向の予測からはじまり、資産配分や業種別配分を決め、その後個別の選別を行う運用手法を、トップダウン・アプローチといいます。
※トップダウン・アプローチ:今後の景気は?⇒債券・株?どの業界?⇒どの会社?
関連・類似の過去問
この問題と似ている問題を検索してみよう!「検索」ボタンをクリック!
FP対策講座
<FP対策通信講座>
●LECのFP通信講座 ⇒ FP(ファイナンシャル・プランナー)サイトはこちら
●日本FP協会認定教育機関のWEB講座 ⇒ 2級FP技能士 (資格対策ドットコム)
●通勤中に音声学習するなら ⇒ FP 通勤講座
●社労士・宅建・中小企業診断士等も受けるなら ⇒ 月額定額サービス【ウケホーダイ】