問39 2015年1月実技資産設計提案業務
問39 問題文
英雄さんは、退職後すぐに再就職しない場合の公的医療保険について、FPの山岸さんに質問した。英雄さんの退職後の公的医療保険制度の選択に関する下表の空欄(ア)〜(ウ)に入る適切な語句を語群の中から選び、その番号のみを解答欄に記入しなさい。なお、英雄さんと恵子さんはそれぞれ全国健康保険協会管掌健康保険の被保険者である。また、英雄さんは障害者ではない。
<退職後の公的医療保険制度の選択(英雄さんのケース)>
<語群>
1. 1ヵ月 2. 2ヵ月 3. 3ヵ月
4. 130万円 5. 150万円 6. 200万円
7.全国同一基準 8.市区町村ごとに異なる基準
問39 解答・解説
健康保険の任意継続被保険者等に関する問題です。
健康保険の加入者は、退職後は、「健康保険の任意継続」・「親や配偶者等の被扶養者加入」・「国民健康保険」のいずれかを選択して加入します。
健康保険の被保険者は、退職しても、資格喪失日の前日までに「継続して2ヶ月以上の被保険者期間」があれば、健康保険の任意継続被保険者として、元の勤務先の健康保険に2年間加入できます。ただし、保険料は全額自己負担となります(通常は労使折半)。
また、健康保険の被扶養者となるための収入条件は、年収130万円未満が原則ですが、対象者が60歳以上や障害者の場合は、年収180万円未満です。 なおかつ、被保険者と同居の場合は、年収は被保険者の年収の2分の1未満である必要があり、同居していない場合は、年収は被保険者の援助額より少ない必要があります。
なお、国民健康保険の保険料は、所得割や均等割等により計算され、その保険料率は市町村(特別区を含む)により異なります。
以上により正解は、(ア)2.2ヵ月 (イ)4. 130万円 (ウ)8.市区町村ごとに異なる基準
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