問37 2015年1月学科

問37 問題文と解答・解説

問37 問題文択一問題

会社員であるAさんの平成26年分の給与所得の源泉徴収票に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。なお、Aさんは、妻Bさん、長男Cさん、長女Dさんの4人家族であり、Aさんには下記の給与所得以外の所得はないものとする。



1.Aさんの給与所得の金額は、900万円である。

2.Aさんは、配偶者控除(控除額38万円)の適用を受けることができる。

3.Aさんが適用を受ける扶養控除の控除額は、76万円である。

4.源泉徴収税額(53万5,900円)は、所得税および復興特別所得税の合計額である。

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問37 解答・解説

給与所得の源泉徴収票に関する問題です。

1.は、不適切。資料の源泉徴収票のうち、給与収入は「支払金額」(勤務先から支払われた給与の額面)900万円ですが、給与所得は「給与所得控除後の金額」(給与収入−給与所得控除)690万円です。

2.は、不適切。源泉徴収票の「控除対象配偶者の有無等」欄には「無」に「○」が記載されています。これは一般の控除対象配偶者に該当しますので、配偶者控除が適用されないことを示しています。

3.は、不適切。源泉徴収票の「扶養親族の数」欄には「その他」の欄に「1」が記載されています。これは一般の扶養親族に該当しますので、扶養控除が適用されますが、扶養控除は16歳以上が適用対象で、控除額は38万円です。

4.は、適切。源泉徴収票の「源泉徴収税額」欄には、給料から天引きされた所得税と復興特別所得税の合計額が記載されます。

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