問11 2015年1月学科
問11 問題文択一問題
生命保険の一般的な商品性に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。なお、いずれも保険料は毎月平準払いであるものとする。
1.終身保険の保険料について、被保険者が男性の場合と女性の場合を比較すると、他の条件が同一であれば、女性の方が払込み1回当たりの保険料の金額が高い。
2.終身保険の保険料について、保険料払込期間が有期払いの場合と終身払いの場合を比較すると、他の条件が同一であれば、有期払いの方が払込み1回当たりの保険料の金額が高い。
3.逓増定期保険の保険料について、他の条件が同一であれば、契約日から保険金額の逓増率が変更される保険年度までの期間が短いほど、払込み1回当たりの保険料の金額が高い。
4.養老保険と定期保険の保険料について、他の条件が同一であれば、養老保険の方が払込み1回当たりの保険料の金額が高い。
問11 解答・解説
生命保険の商品性に関する問題です。
1.は、不適切。毎月平準払いの終身保険は、払込満了まで保険料を払い続ける保険ですから、年齢や年金額といった契約内容が同じ場合、男性より平均余命が長い女性の方が、死亡するまでに多くの保険料を払い込む可能性が高いため、終身保険の保険料は男性より安くなります。
2.は、適切。終身保険のうち、終身払いは一生保険料を支払い、有期払いは一定期間保険料支払い後には保険料負担なく保障が一生涯続きます。他の条件が同一の場合、毎回の保険料が高いのは有期払いです。
(終身払いのほうが高かったら、保障が同じなのに保険料が高くて一生支払うわけですから、わざわざ終身払いにする人はいなくなってしまいますよね。)
3.は、適切。逓増定期保険は、保険期間の経過とともに死亡保険金額が逓増しますが、支払保険料は一定です。
従って、他の条件が同一であれば、契約日から保険金の逓増率の変更日までの期間が短いほど(保険金の上昇頻度が高いほど)、払込み1回当たりの保険料が高くなります。
4.は、適切。養老保険は、保険期間中に被保険者が死亡すると死亡保険金、保険期間満了まで生存すると満期保険金が支払われ、解約返戻金は、期間の経過に従って、満期・死亡保険金額まで増えていきます。
それに対し、定期保険は、いわゆる掛け捨ての保険で、解約返戻金は少なく、被保険者が保険期間中に死亡した場合には死亡保険金が支払われますが、保険期間終了まで生存した場合には支払いはありません。
よって、他の条件が同一であれば、養老保険の方が払込み1回当たりの保険料の金額が高くなります。
関連・類似の過去問
この問題と似ている問題を検索してみよう!「検索」ボタンをクリック!
FP対策講座
<FP対策通信講座>
●LECのFP通信講座 ⇒ FP(ファイナンシャル・プランナー)サイトはこちら
●日本FP協会認定教育機関のWEB講座 ⇒ 2級FP技能士 (資格対策ドットコム)
●通勤中に音声学習するなら ⇒ FP 通勤講座
●社労士・宅建・中小企業診断士等も受けるなら ⇒ 月額定額サービス【ウケホーダイ】