2級FP過去問解説　問3　2014年9月実技（生保顧客）

Ｍさんは，Ａさん夫婦に対して，老後の年金収入を増やす方法についてアドバイスした。Ｍさんのアドバイスに関する次の記述(1)〜(3)について，適切なものには○印を，不適切なものには×印を解答用紙に記入しなさい。

(1) 「国民年金の定額保険料に加えて付加保険料を納付した場合は，老齢基礎年金の受給時に，400円に付加保険料納付済期間の月数を乗じて得た額を付加年金として受け取ることができます」

(2) 「国民年金基金に加入して掛金を納めた場合は，国民年金基金から老齢年金を受け取ることができます。ただし，国民年金基金に加入した場合は，国民年金の付加保険料を納付することができなくなります」

(3) 「国民年金基金連合会が実施する確定拠出年金の個人型年金に加入して掛金を拠出した場合は，当該制度から老齢給付金を受け取ることができます。老齢給付金は，通算加入者等期間が10年以上ある場合，60歳から受け取ることができます」

付加年金・国民年金基金・確定拠出年金に関する問題です。

(1) は、×。付加年金の保険料は月額400円で、付加年金の受給額＝200円×付加保険料納付月数　です。

(2) は、○。国民年金基金に加入した場合、その1口目は国民年金の付加年金保険料を含んでいるため、同時加入出来ず、付加年金の付加保険料を納付できなくなります。

(3) は、○。確定拠出年金の加入者期間が、合算して10年以上あれば、60歳から老齢給付金を受給できますが、10年に満たない場合は60歳よりも遅れて支給されます。

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