問19 2014年9月学科
問19 問題文択一問題
第三分野の保険の一般的な商品性に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1.終身医療保険には、60歳や65歳等の所定の年齢で保険料の払込みが満了する有期払込みや、保険料の払込みが一生涯続く終身払込みがある。
2.先進医療特約は、契約日において厚生労働大臣により承認された先進医療が給付金支払いの対象となり、契約締結後に新たに承認された先進医療は給付金支払いの対象とならない。
3.特定(三大)疾病保障定期保険は、被保険者がガン、急性心筋梗塞または脳卒中により所定の状態となった場合に、それぞれ1回ずつ特定疾病保険金が支払われる。
4.所得補償保険は、ケガにより就業不能になった場合に被保険者が喪失する所得を補償する保険であり、被保険者が病気により就業不能になった場合には保険金は支払われない。
問19 解答・解説
第三分野の保険の商品性に関する問題です。
1.は、適切。終身医療保険には、有期払込み(保険料払込が60歳や65歳等で満了)と、終身払込み(払込みが一生涯続く)があります(いずれも保障は一生涯)。
有期払込みは高齢になってからは保険料不要ですが、月々の保険料は高くなります。
2.は、不適切。先進医療特約は、厚生労働大臣が承認する先進医療治療を所定の医療機関にて受けたときに、給付金が支払われる特約です。
また、加入後に新しく認められた先進医療も支払いの対象です。
3.は、不適切。特定(三大)疾病保障保険は、三大成人病のガン・急性心筋梗塞・脳卒中にかかった場合に、死亡保険金と同額の特定疾病保険金が支払われる保険です。よって、一度特定疾病保険金を受け取ると、以降は契約が消滅し、他の三大疾病にかかったり、死亡した場合も保険金は支払われません。
4.は、不適切。所得補償保険は、病気やケガで就業不能となった場合、保険金として設定した一定金額を月額で受け取れる保険です。
なお、病気ではない出産や育児による就業不能は補償対象外です。
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