問13 2014年9月学科
問13 問題文択一問題
生命保険の一般的な商品性に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。なお、特約は考慮しないものとする。
1.終身保険の保険料について、保険料払込期間が有期払いの場合と終身払いの場合を比較すると、他の条件が同一であれば、有期払いの方が払込み1回当たりの保険料の金額が高い。
2.収入保障保険の年金支払総額は、歳満了年金タイプの場合、被保険者の死亡時期にかかわらず、常に一定である。
3.利率変動型積立終身保険(アカウント型保険)は、積立金を一定の範囲内で自由に引き出すことができるほか、まとまった金額を一時金として積み立てることもできる。
4.養老保険は、被保険者が保険期間満了まで生存した場合、死亡・高度障害保険金と同額の満期保険金が支払われる。
問13 解答・解説
生命保険の商品性に関する問題です。
1.は、適切。終身保険のうち、終身払いは一生保険料を支払い、有期払いは一定期間保険料支払い後には保険料負担なく保障が一生涯続きます。他の条件が同一の場合、毎回の保険料が高いのは有期払いです。
(終身払いのほうが高かったら、保障が同じなのに保険料が高くて一生支払うわけですから、わざわざ終身払いにする人はいなくなってしまいますよね。)
2.は、不適切。収入保障保険には、保険期間中にいつ死亡しても一定期間年金が支払われる「確定年金タイプ」と、一定年齢を満期とし、死亡後満期までの期間に応じて年金が支払われる「歳満了年金タイプ」があります。
「歳満了年金タイプ」の場合、被保険者の死亡時期が早いほど、年金支払総額は多くなり、死亡時期が満期に近付くほど、少なくなります(ただし、収入保障保険の年金の支払期間には、最低保証期間があり、保険期間満了の直前等に保険事故が発生した場合は、保険期間を超えて保証されます。)。
3.は、適切。利率変動型積立終身保険(アカウント型保険)の積立金部分は、契約者が引き出したり、死亡保障・医療保障等の特約の付加や、まとまった金額を一時金として積み立てるといった、保障内容を適宜変更する際の保険料に充当することも可能です。これにより、支払保険料額を増加させずに、保障を手厚くすることが出来るわけです。
4.は、適切。養老保険は、保険期間中に被保険者が死亡したり高度障害状態になると、一定額の死亡・高度障害保険金、保険期間満了まで生存すると満期保険金が支払われますが、保険金は同額です。
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