問12 2014年9月学科
問12 問題文択一問題
生命保険料に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1.保険料払込猶予期間は、保険料の払込方法が月払いである場合、払込期月の翌月の初日から翌々月の末日までである。
2.保険料払込猶予期間中に保険金や給付金の支払事由が生じた場合、未払込保険料を差し引いて保険金や給付金が支払われる。
3.自動振替貸付制度は、自動的に解約返戻金を未払込保険料に充当するものであり、振り替えられた保険料(貸付金)に利息が付くことはない。
4.失効した保険契約を復活する場合、復活時の年齢に応じた保険料率でその後の保険料が計算される。
問12 解答・解説
生命保険料の払込猶予・貸付に関する問題です。
1.は、不適切。生命保険の保険料は、口座振替による払込が一般的ですが、口座残高が足りず保険料が引き落とせなかった場合でも、すぐに契約は解消されず、払込猶予期間内に保険料を支払えば、保険契約を存続できます。
保険料を月払い契約(団体月払い除く)にしていた場合、払込猶予期間は払込期月の翌月1日から末日まで、つまり翌月中です。
2.は、適切。保険料払込猶予期間中に、保険金や給付金の支払事由が生じた場合、未払込保険料を差し引いて保険金・給付金が支払われます。
3.は、不適切。払込猶予期間内を過ぎても、解約返戻金があれば、その範囲内で保険会社が保険料を立て替えて契約は継続されます(自動振替貸付)が、振り替えられた保険料には利息が付くため、後日保険料を払い込む場合には、未払い分とともに利息の払い込みも必要です。
4.は、不適切。生命保険の復活とは、契約失効中の保険料・利息を一括して払い込むことで、失効前と同条件の保険契約を継続できる仕組みです。
よって、保険料(保険料率)や契約内容は失効する前と同じです。
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