問27 2014年5月実技資産設計提案業務

問27 問題文と解答・解説

問27 問題文

孝太郎さんが契約したマンションの販売価格が下記<資料>のとおりである場合、販売価格のうち土地(敷地の共有持分)の価格を計算しなさい。なお、孝太郎さんはマンションの売買契約を平成25年9月中に締結しているため経過措置が適用され、消費税の税率は5%とする。また、解答に当たっては、解答用紙に記載されている単位に従うこと。

<資料>
 マンションの販売価格:3,200万円
 (うち消費税:85万円)

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問27 解答・解説

消費税の非課税取引に関する問題です。

消費税の課税対象の原則は、「事業者が事業として対価を得て行う、資産の譲渡・貸付け・サービスの提供」、「輸入取引」です。
しかし、これらの取引でも社会政策的配慮などから課税しない取引を、非課税取引といいます。

<非課税取引の代表例>
土地・借地権の譲渡・貸付け
●有価証券等の譲渡
住宅の貸付け
●預貯金の利子、保険サービス など

従って、本問でのマンションの販売価格3,200万円(うち消費税85万円)のうち、土地の譲渡分については非課税取引となるわけです。
消費税率は5%ですから、建物の価格×5%=消費税85万円 ですので、
建物の価格=85万円÷5%=1,700万円
よって、土地の価格=販売価格−建物の価格−消費税額
         =3,200万円−1,700万円−85万円=1,415万円

従って正解は、1,415(万円)

問27-33             問28

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