問19 2014年5月実技資産設計提案業務
問19 問題文
民法の規定に基づく遺留分に関する次の記述の空欄(ア)〜(エ)に入る適切な語句を語群の中から選び、その番号のみを解答欄に記入しなさい。なお、同じ語句を何度選んでもよいこととする。
・遺留分とは、相続において、被相続人にかかわる一定の財産のうち、一定の相続人が承継を保障されている一定割合をいう。
・遺留分権利者は、配偶者、子および子の代襲相続人、直系尊属のみで、兄弟姉妹には遺留分の権利はない。遺留分の割合は、相続人が直系尊属のみの場合は被相続人の財産の( ア )、その他の場合は( イ )である。
・遺留分減殺請求権は、遺留分権利者が相続の開始および減殺すべき贈与または遺贈があったことを知ったときから( ウ )以内、あるいは相続の開始のときから( エ )を経過する前に行使しなければならない。
<語群>
1. 2分の1 2. 3分の1 3. 4分の1 4. 8分の1
5. 3ヵ月 6. 1年 7. 7年 8. 10年
問19 解答・解説
遺留分に関する問題です。
遺留分とは、相続人が最低限受け取れる財産で、被相続人の兄弟姉妹以外に認められるものです。
その割合は、相続人が直系尊属のみ場合は法定相続分の3分の1、それ以外の場合は法定相続分の2分の1。
なお、遺留分減殺請求権の時効は、権利者が相続の開始を知らない場合は、相続開始から10年、知っている場合は、相続開始および遺留分を侵害している遺贈・贈与があることを知ってから1年です。
従って正解は、(ア)2. 3分の1 (イ)1. 2分の1 (ウ)6. 1年 (エ)8. 10年
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