問8 2014年5月実技生保顧客資産相談業務

問8 問題文と解答・解説

問8 問題文

X社が現在加入している生命保険を,Aさんの役員退職金に充当するために解約した場合のX社の経理処理(仕訳)について,下記の<条件>を基に,空欄(1)〜(4)に入る最も適切な語句または数値を,下記の〈語句群〉のイ〜ヲのなかから選び,その記号を解答用紙に記入しなさい。

<条件>
 ・X社が解約時までに支払った保険料の総額を4,800万円とする。
 ・X社が計上している配当金積立金の額を10万円とする。
 ・解約時の解約返戻金の金額を4,200万円とする。
 ・上記以外の条件は考慮しないものとする。

<長期平準定期保険の解約返戻金受取時の経理処理(仕訳)>


〈語句群〉
イ.1,670  ロ.1,790  ハ.1,910  ニ.2,390  ホ.2,400
へ.2,520  ト.2,880  チ.4,200  リ.4,800
ヌ.解約返戻金  ル.雑損失  ヲ.雑収入

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問8 解答・解説

長期平準定期保険の経理処理に関する問題です。

長期平準定期保険では、前半6割期間での保険料支払い時は、保険料の2分の1を定期保険料として損金算入し、2分の1を前払保険料として資産計上ですが、解約した場合には、資産計上していた前払保険料を取り崩し、受け取った解約返戻金相当額と資産計上している前払保険料との差額は、雑収入(または雑損失)として計上します。

ただし、本問では、配当金積立金10万円を計上しています。
積立金配当金は、保険の配当金を所定の利率で積み立てたもの(配当金+利息)で、全額を配当金積立金として資産計上し、同額を雑収入として益金に算入(配当通知を受けた事業年度)します。
よって、解約時は資産計上していた配当金積立金を取り崩しますが、既に配当通知を受けた年度で益金算入しているため、雑収入には含めません。

まず、保険金は通常銀行振込(預金)で支払われますから、本問の解約返戻金4,200万円は、現金・預金の入金として記帳されます。
また、70歳の解約時までの払込済保険料4,800万円ですから、前払保険料としての資産計上額は半額の2,400万円(74歳前後までは前半6割期間)。
よって資産計上額2,400万円+配当金積立金10万円<解約返戻金4,200万円ですので、差額1,790万円を雑収入として益金算入します。

以上により正解は、(1) チ.4,200、 (2) ホ.2,400、 (3) ヲ.雑収入、 (4) ロ.1,790

問7             問9

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