問23 2014年5月学科
問23 問題文択一問題
交付目論見書に「商品分類:追加型投信/海外/債券」「商品名:Xファンド(毎月決算型)」と記載されている投資信託に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.「追加型投信」とは、投資信託協会の定める単位型投信・追加型投信の区分で、原則として、投資信託が運用されている期間中いつでも追加設定することができるものであることを表している。
2.「海外」とは、投資信託協会の定める投資対象地域による区分で、組入資産による主たる投資収益が、実質的に海外の資産を源泉とするものであることを表している。
3.「債券」とは、投資信託協会の定める投資対象資産による区分で、組入資産による主たる投資収益が、実質的に債券を源泉とするものであることを表している。
4.「毎月決算型」とは、投資信託協会の定める決算頻度による属性区分で、決算頻度が年12回であり、毎月の分配金の支払いが保証されていることを表している。
問23 解答・解説
投資信託の仕組み・商品概要に関する問題です。
1.は、適切。追加型(オープン型)投信は、当初設定日以降も追加設定が行われ(追加購入可能)、従来の信託財産とともに運用される投資信託です。
これに対し単位型(ユニット型)投信は、当初募集期間にのみ購入可能な投信です。
2.は、適切。投資信託協会では、投資対象地域を「国内」・「海外」・「内外」の3つに区分しており、「海外」とは、実質的に海外の資産に投資していることを表します。
※「実質的に」とは、投資家の資金を国内のベビーファンドが集め、海外のマザーファンドで運用する、という場合を指します(国内の投信を購入しても、実質的には海外のマザーファンドを購入したことと同じ)。
3.は、適切。投資信託協会では、投資対象資産を「株式」・「債券」・「不動産投信(リート)」・「その他」・「資産複合」の5つに区分しており、「債券」とは、実質的に債券に投資していることを表します。
※「実質的に」とは、ベビーファンドを通じて、債券投資を行うマザーファンドに投資する場合等を指します。
4.は、不適切。「毎月決算型」のファンドは、決算の結果、運用状況によっては分配金が変更されたり、支払われない場合もあります(決算頻度は年12回)。
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