問22 2014年5月学科
問22 問題文択一問題
教育資金贈与信託に関する次の記述の空欄(ア)〜(ウ)にあてはまる数値または語句の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。
教育資金贈与信託は、受益者の教育資金として委託者が信託銀行等に金銭等を信託した場合に、( ア )万円(学校等以外の教育資金の支払いに充当する場合は500万円)を限度として贈与税が非課税になる信託である。
教育資金贈与信託においては、受益者は信託の設定日において( イ )歳未満の個人に限られ、委託者は受益者の( ウ )に限られる。
1.(ア)1,500 (イ)30 (ウ)直系尊属
2.(ア)2,000 (イ)30 (ウ)祖父母
3.(ア)2,000 (イ)20 (ウ)直系尊属
4.(ア)1,500 (イ)20 (ウ)祖父母
問22 解答・解説
贈与税の非課税財産に関する問題です。
教育資金贈与信託とは、いわゆる教育資金の非課税特例を利用するための金融商品で、非課税特例を受けるために、教育資金として信託銀行等の取扱い金融機関に預け入れ、教育資金管理契約を締結することが必要となります。
教育資金の非課税特例では、直系尊属から教育資金を一括贈与された場合、受贈者ごとに1,500万円まで非課税となります(学校等に直接支払われる入学金や授業料等ついては1,500万円まで、学校等以外の者に支払われる金銭については500万円まで)。
また、受贈者が30歳になると教育資金管理契約が終了し、終了時に非課税拠出額から教育資金支出額を控除した残額がある場合(非課税口座にお金が残っている場合)には、その残額はその年の贈与税の課税価格に算入(贈与税が課税)されます。
以上により正解は、1.(ア)1,500 (イ)30 (ウ)直系尊属
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