問8 2014年5月学科
問8 問題文択一問題
住宅ローン(全期間固定金利型)の一部繰上げ返済に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.住宅ローンの一部繰上げ返済には、毎月の返済額を変更せずに残りの返済期間を短くする返済期間短縮型と、返済期間を変更せずに毎月の返済額を減額する返済額軽減型がある。
2.繰上げ返済額などの他の条件が同一であれば、返済額軽減型の繰上げ返済は返済期間短縮型の繰上げ返済よりも利息の軽減効果が大きい。
3.繰上げ返済は、繰上げ返済額が一定額であれば、返済期間短縮型、返済額軽減型ともに、繰上げ実行時期が早ければ早いほど利息の軽減効果が大きくなる。
4.民間金融機関の住宅ローンを繰上げ返済する場合、金融機関により最低返済額や必要となる手数料が異なるため、事前に確認する必要がある。
問8 解答・解説
住宅ローンの返済方法に関する問題です。
1.は、適切。住宅ローンの繰上げ返済方法には、期間短縮型と返済額軽減型の二つがあり、期間短縮型は、毎月の返済額はそのままで、住宅ローンの返済期間を短くする返済方法です。
これに対し、返済額軽減型は、返済期間はそのままに、毎月の返済額を軽減させる方法です。
2.は、不適切。繰上げ返済のうち、返済期間を変えずに毎月の返済額を少なくする返済額軽減型は、一見毎月のローン負担が減ったように見えますが、毎月の返済額は変えずに返済期間を短縮する返済期間短縮型に比べると、「返済期間が長い=利息がかかる期間が長い」ため、利息の軽減効果は小さいです。
3.は、適切。繰上げ返済は元金部分の返済に当てられるため、繰上げ返済額が一定の場合、繰上げ返済する時期が早いほど、利息の軽減効果が大きくなります。
4.は、適切。民間の金融機関の住宅ローンでは、繰上げ返済時の最低返済額や手数料が異なるため、事前の確認が必要です。
金融機関側からすれば、低金利をアピールしつつ、最低返済額や手数料を高めに設定して、より多くの収益を上げることも可能なわけです。
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