問5 2014年1月実技個人資産相談業務
問5 問題文
Ａさんが，《設例》の条件で円貨を米ドルに換えて米ドル建て定期預金を行って満期を迎えた場合の円ベースでの運用利回り（単利による年換算）を，解答用紙の手順に従い，計算過程を示して求めなさい。なお，預入期間６カ月は0.5年として計算すること。また，税金や《設例》に記載されているもの以外の費用等は考慮しないものとし，〈答〉は％表示の小数点以下第３位を四捨五入すること。
問5 解答・解説
外貨預金の利回りに関する問題です。
1万ドルの定期預金をしたわけですから、預入時のレートTTS1ドル96円から、投資した円は、1万ドル×96円＝96万円。
また、利息は年率1.0%で、6ヶ月満期ですから、6ヶ月分の利息は年利の12分の6（0.5年）です。
よって、6ヶ月分の利息＝10,000ドル×1.0％×0.5年＝50ドル です。
満期時のレートTTB1ドル99円なので、1万50ドルを円換算すると、99×10,050＝994,950円
当初元本960,000円が満期で994,950円に増えましたね。
994,950円−960,000円＝34,950円 ←これが利益額。
ただし、本問では年換算の利回りを求めますので、
今算出された利益額は6ヶ月（0.5年）分ですから、年換算するにはこれを2倍します。
年換算の利益額＝34,950円×2＝69,900円
元本に対する割合は、69,900円÷960,000円×100≒7.28％（小数点以下第3位四捨五入）
よって、正解は 7.28％
なお、顧客が円を外貨に換える際の為替レートはＴＴＳで、顧客が外貨を円に換える際の為替レートがＴＴＢです。
ＴＴＳ…「顧客が円売り」もしくは「銀行が外貨売り」ですので、「売り」＝Sell
ＴＴＢ…「顧客が円買い」もしくは「銀行が外貨買い」ですので、「買い」＝Buy
問4
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