問8 2014年1月実技生保顧客資産相談業務

問8 問題文と解答・解説

問8 問題文

X社が現在加入している生命保険を解約した場合のX社の経理処理(仕訳)について,下記の<条件>を基に,空欄(1)〜(4)に入る最も適切な語句または数値を,下記の〈語句群〉のイ〜ヌのなかから選び,その記号を解答用紙に記入しなさい。

<条件>
・解約時までにX社が支払った保険料の総額を4,160万円とする。
・解約返戻金の金額を3,420万円とする。
・配当等,上記以外の条件は考慮しないものとする。

<解約時の経理処理(仕訳)>


〈語句群〉
イ.1,340  ロ.1,368  ハ.1,664  ニ.2,052  ホ.2,080
へ.2,496  ト.3,420  チ.4,160  リ.雑収入  ヌ.雑損失

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問8 解答・解説

長期平準定期保険の経理処理に関する問題です。

]社が加入している「5年ごと利差配当付定期保険」は、現在64歳のAさんが49歳時(平成10年)に加入したものですので、長期平準定期保険に該当します。
長期平準定期保険とは、保険期間満了時に70歳を超え、かつ加入時の年齢に保険期間の2倍の数を加えると105を超える定期保険のことで、保険期間満了時に満期保険金が支払われない、掛け捨て型の保険です。
※設例の保険は、保険期間満了時年齢は95歳で、加入時の年齢49+保険期間46年×2>105 ですから、長期平準定期保険となるわけです。

長期平準定期保険では、前半6割期間での保険料支払い時は、保険料の2分の1を定期保険料として損金算入し、2分の1を前払保険料として資産計上ですが、解約した場合には、資産計上していた前払保険料を取り崩し、受け取った解約返戻金相当額と資産計上している前払保険料との差額は、雑収入(または雑損失)として計上します。

まず、保険金は通常銀行振込(預金)で支払われますから、本問の解約返戻金3,420万円は、現金・預金の入金として記帳されます。
また、64歳の解約時までの払込済保険料4,160万円ですから、前払保険料としての資産計上額は半額の2,080万円(77歳前後までは前半6割期間)。
よって資産計上額2,080万円<解約返戻金3,420万円ですので、差額1,340万円は雑収入として益金算入します。

以上により正解は、(1) ト.3,420、 (2) ホ.2,080、 (3) リ.雑収入、 (4) イ.1,340

問7             問9

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