問58 2014年1月学科
問58 問題文択一問題
相続税における建物等の評価に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1.自用家屋は、「その家屋の再建築価額−経過年数に応じた減価償却費相当額」によって算出した価額により評価する。
2.家屋の電気設備や給排水設備は 、その家屋と構造上一体となっていても、家屋とは分けて個別に評価する。
3.庭園設備(庭木、庭石、庭池等)は、「その庭園設備の課税時期における調達価額×30%」によって算出した価額により評価する。
4.貸家は、「自用家屋としての価額×(1−借家権割合×賃貸割合)」によって算出した価額により評価する。
問58 解答・解説
家屋と附属設備の相続税評価に関する問題です。
1.は、不適切。自用家屋(自宅)の評価額=固定資産税評価額×1.0 です。
2.は、不適切。電気・ガス・衛生・給排水の設備などの、家屋と構造上一体となっている設備は、個別に評価せず、家屋の価額に含めて評価します。
3.は、不適切。庭園設備(庭木、庭石、庭池等)の評価額は、「その庭園設備の課税時期における調達価額×70%」で算出します。
つまり、現在の庭園を再度作り上げたと仮定して、その費用の70%相当額で評価するわけです。
4.は、適切。貸家の評価額=自用家屋評価額×(1−借家権割合×賃貸割合)ですので、貸家は、自宅の評価額より借家権や賃貸している割合に応じて、低い評価額となります。
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