問28 2014年1月学科
問28 問題文択一問題
外貨預金(為替先物予約なし)および外貨建てMMFの特徴についてまとめた下表の空欄(ア)〜(ウ)にあてはまる語句の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。
●メリット:
外貨預金 −換金時に( ア )であれば為替差益を享受できる。
外貨建てMMF−換金時に( ア )であれば為替差益を享受できる。
●運用(預入)期間:
外貨預金 −各金融機関が自由に設定できる。
外貨建てMMF−制限はない。
●個人に対する税金(平成25年分):
外貨預金 −利子は源泉分離課税。元本部分の為替差益は、雑所得として総合課税。
外貨建てMMF−分配金は源泉分離課税。譲渡益は為替差益も含めて( イ )。
●中途解約(換金):
外貨預金 −定期預金の場合、原則として中途解約はできない。
外貨建てMMF−( ウ )。
1.(ア)円高 (イ)非課税 (ウ)いつでも換金できるが、買付後30日未満の解約は信託財産留保額が徴収される
2.(ア)円高 (イ)譲渡所得として総合課税 (ウ)いつでも換金でき、信託財産留保額は徴収されない
3.(ア)円安 (イ)譲渡所得として総合課税 (ウ)いつでも換金できるが、買付後30日未満の解約は信託財産留保額が徴収される
4.(ア)円安 (イ)非課税 (ウ)いつでも換金でき、信託財産留保額は徴収されない
問28 解答・解説
外貨建て金融商品の取引に関する問題です。
外貨建ての金融商品は、円高外貨安になると、外貨建ての価格が一定でも、円換算したときの価格は下落し、反対に円安外貨高になれば、円換算したときの価格は上昇しますから、原則として為替リスクがあります(外貨預金でも外貨建てMMFでも同様)。
また、外貨預金の為替差益は雑所得として総合課税であるのに対し、外貨建てMMFの為替差益は、非課税ですので、外貨建てMMFのメリットの1つといえます。
(外貨預金の利子と外貨建てMMFの分配金は、いずれも税率20.315%の源泉分離課税)
なお、外貨預金は定期預金の場合は原則中途解約はできませんが、外貨建てMMFは、購入・換金時の申込手数料や信託財産留保額を負担する必要はありません。
以上により正解は、
4.(ア)円安 (イ)非課税 (ウ)いつでも換金でき、信託財産留保額は徴収されない
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