2級FP過去問解説　問8　2013年9月実技（資産設計）

建築基準法に従い下記＜資料＞の土地に耐火建築物を建てる場合、建築面積の最高限度（ ア ）と延べ面積の最高限度（ イ ）の組み合わせとして、正しいものはどれか。なお、記載のない条件については一切考慮しないこと。



１．（ア）１０８�u　（イ）２７０�u

２．（ア）１０８�u　（イ）２８８�u

３．（ア）１２６�u　（イ）２７０�u

４．（ア）１２６�u　（イ）２８８�u

建築面積と延べ面積の上限に関する問題です。

防火地域内において耐火建築物を建築する場合、建ぺい率の10%緩和を受けることができます。

最大建築面積＝土地面積×その土地の建ぺい率　ですので、
この土地の最大建築面積＝180�u×(6／10＋1／10)＝126�u

また、延べ面積の上限＝土地面積×その土地の容積率　ですが、容積率は、前面道路の幅が12m未満の場合に、用途地域によって制限されます。
計算式は、
住居系用途地域の場合……前面道路幅×4／10
その他の用途地域の場合…前面道路幅×6／10
この計算式結果と指定容積率を比べて、小さいほうが容積率の上限です。

本問では前面道路が4mで12m未満ですから、上記の制限を受けることになります。

前面道路は4m、用途地域は第一種住居地域。よって容積率の計算は、
4m×4／10＝160%　＞　指定容積率150%（15／10）。
よって容積率は150%です。
従って、延べ面積の上限＝180�u×150％＝270�u　です。

以上により正解は、３．（ア）１２６�u　（イ）２７０�u

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