問48 2013年9月学科
問48 問題文択一問題
土地または家屋に係る固定資産税および都市計画税に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.固定資産税の納税義務者は、原則として、毎年1月1日現在において登記簿または土地補充課税台帳もしくは家屋補充課税台帳に所有者として登記または登録されている者である。
2.固定資産税の課税標準となる価格は、基準年度ごとに市町村長等が決定し、原則として3年間据え置かれる。
3.都市計画税は、都市計画区域外に所在する土地および家屋であっても、その所有者に対して課税される。
4.都市計画税における小規模住宅用地(住宅用地で住宅1戸当たり200u以下の部分)の課税標準については、課税標準となるべき価格の3分の1の額となる特例がある。
問48 解答・解説
固定資産税・都市計画税に関する問題です。
1.は、適切。固定資産税の納税義務者は、毎年1月1日現在の所有者(固定資産課税台帳に土地・家屋の所有者として登記・登録されている者)です。
なお、固定資産課税台帳とは、土地・家屋課税台帳(登記簿に登記されている土地・家屋の登記事項や価格)や土地・家屋補充課税台帳(登記されていない土地・家屋の所有者や価格)等の総称です。
2.は、適切。固定資産税評価額は、固定資産税や都市計画税を算出する基礎となるもので、3年ごとに見直され、市町村が決定します(公示価格の7割程度)。
3.は、不適切。都市計画税は、都市計画区域のうち市街化区域内に所在する土地・家屋の所有者に課税されます。よって、都市計画区域外にある土地・家屋は、都市計画税の課税対象外です。
4.は、適切。住宅用敷地の都市計画税の課税標準(評価額)は、200uまでの部分は1/3、200uを超える部分は2/3に軽減する特例があります(小規模住宅用地の特例)。
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