問33 2013年9月学科

問33 問題文と解答・解説

問33 問題文択一問題

所得税における各種所得の金額の計算方法に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

1.退職所得の金額(特定役員退職手当等に係るものは除く)は、「(退職手当等の収入金額−退職所得控除額)×1/2」の算式により計算される。

2.総合課税の対象となる短期譲渡所得の金額は、「総収入金額−(取得費+譲渡費用)−特別控除額」の算式により計算される。

3.一時所得の金額は、「(総収入金額−その収入を得るために支出した金額−特別控除額)×1/2」の算式により計算される。

4.公的年金等に係る雑所得の金額は、「公的年金等の収入金額−公的年金等控除額」の算式により計算される。

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問33 解答・解説

各種所得の計算方法に関する問題です。

1.は、適切。退職所得=(退職収入−退職所得控除)×1/2 です。
なお、役員としての勤続年数が5年以下の場合、特定役員として上記計算式における「1/2」がなくなります。

2.は、適切。総合課税の譲渡所得の計算式は、譲渡所得=総収入−(取得費+譲渡費用)−特別控除50万円 です。
なお、短期譲渡所得では全額が総合課税の対象ですが、長期譲渡所得はその2分の1が合算対象です。

3.は、不適切。一時所得=収入金額−収入を得るために支出した金額−特別控除50万円 です。
なお、総所得金額を計算する際に、一時所得はその2分の1が合算対象です。

4.は、適切。公的年金等の雑所得=公的年金収入−公的年金等控除額 です。

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