問9 2013年9月学科
問9 問題文択一問題
住宅金融支援機構と民間金融機関が提携した住宅ローンであるフラット35に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1.資金使途は、申込者またはその親族が居住するための新築住宅の建設・購入資金に限られ、中古住宅の購入資金として利用することはできない。
2.融資期間は、申込者が80歳になるまでの年数と35年のうち、いずれか短い年数が上限となるが、下限は設けられていない。
3.融資金利は、借入申込時点の金利ではなく、融資実行時点の金利が適用される。
4.既存の住宅ローンの借換えに利用することはできない。
問9 解答・解説
フラット35に関する問題です。
1.は、不適切。フラット35では、中古住宅も融資対象ですが、申込み時点での築年数が2年超、または今までに人が住んだことのある住宅が対象です。
2.は、不適切。フラット35の融資期間(借入期間)の上限は、申込者が80歳になるまでの年数と35年のうちいずれか短い年数で、下限は15年(申込者または連帯債務者の年齢が満60歳以上の場合は10年)です。
3.は、適切。住宅金融支援機構の【フラット35】は、固定金利タイプで融資実行時点での金利が適用されます。
このため、融資実行時点では、申し込んだときより金利が上がっている場合があるわけです(もちろん逆のパターンもありますが)。
4.は、不適切。住宅の床面積や年収等の融資条件を満たせば、フラット35の借換融資を利用することが出来ます。
フラット35の借換融資とは、例えば変動金利で住宅ローンを組んでいた場合、金利上昇リスクを考えて、長期固定金利のフラット35に借り換えることができる制度です。
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