問13 2013年5月実技個人資産相談業務
問13 問題文
遺言に関する次の記述(1)〜(3)について，適切なものには○印を，不適切なものには×印を解答用紙に記入しなさい。
(1)相続人が，相続に関して不当な利益を得る目的で，相続に関する被相続人の遺言書を破棄した場合，その相続人は相続欠格者となる。
(2)公正証書による遺言は，自筆証書による遺言では撤回することができない。
(3)遺言者が，遺言書を作成した後に，遺言書に記載されている財産の一部を生前に売却（生前処分）している場合，その処分と抵触する部分の遺言が撤回されたものとみなされる。
問13 解答・解説
遺言書に関する問題です。
(1)は、○。相続人が、相続に関して遺言書の破棄等の不正行為をした場合、相続欠格者となり、相続権を失います。
(2)は、×。遺言の撤回は、公正証書遺言に限らず、どの遺言でも新たに作成することで可能です。
(3)は、○。遺言書に記載されていた財産の一部が、生前に売却・贈与（生前処分）されている場合、生前処分と抵触する部分については遺言が撤回されたものとみなされます。
つまり、遺言書に書いてあっても、生前処分されていると相続できないわけですね。
第5問
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