問55 2013年5月学科
問55 問題文択一問題
相続税における宅地の評価に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.路線価は、宅地の価額がおおむね同一と認められる一連の宅地が面している路線ごとに定められている。
2.路線価は、国税局長が毎年1月1日を評価時点として定めている。
3.倍率方式とは、宅地の固定資産税評価額に国税局長が一定の地域ごとに定めた倍率を乗じて計算した金額によって宅地の価額を評価する方式をいう。
4.宅地の価額は、利用の単位となっている一画地ごとではなく、登記上の一筆ごとの単位で評価する規定になっている。
問55 解答・解説
宅地の相続税評価に関する問題です。
1.は、適切。路線価とは、路線(道路)に面する標準的な宅地1u当たりの土地評価額で、おおむね同価格の宅地が面する路線ごとに設定されます。
2.は、適切。相続税路線価は、公示価格の約80%程度が目安で、毎年7月1日に、各国税局(国税庁)が1月1日時点の評価を公表します。
3.は、適切。倍率方式とは、路線価が定められていない地域の宅地について、固定資産税評価額に一定の倍率を乗じて評価する方法です(田舎の土地に多い)。
4.は、不適切。宅地の相続税評価単位は、1画地 (利用単位)ごとですので、2筆の土地でも一体利用している場合は、全体で1画地として評価されます。
なお、「筆(ひつ)」とは土地登記上で土地を数える単位で、一筆の土地ごとに一つの所有権が認められます。
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