問47 2013年5月学科
問47 問題文択一問題
建物の区分所有等に関する法律についての次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.共用部分が区分所有者の共有に属する場合の各区分所有者の共有持分は、規約で別段の定めがある場合を除き、各区分所有者が有する専有部分の床面積の割合による。
2.区分所有者は、敷地利用権が数人で有する所有権その他の権利である場合、規約で別段の定めがない限り、敷地利用権を専有部分と分離して処分することができる。
3.区分所有建物の建替え決議は、集会において区分所有者および議決権の各5分の4以上の賛成によらなければならない。
4.管理者は、少なくとも毎年1回、集会を招集しなければならない。
問47 解答・解説
区分所有法に関する問題です。
1.は、適切。玄関・ロビー・エレベーター・階段・廊下等の共用部分の持分割合は、各共有者が有する専有部分の床面積の割合で決まります。
2.は、不適切。敷地利用権が所有権その他の権利である場合、区分所有者は原則として、専有部分とその専有部分に係る敷地利用権とを分離して処分できません。
マンションの部屋は売らずに、敷地の利用権だけを売るというようなことは出来ないわけです。
3.は、適切。建物を建て替えるには、集会で区分所有者および議決権の各5分の4以上が必要で、規約で別段の定めをすることはできません。
4.は、適切。管理者は、少なくとも毎年1回、集会(総会)を招集する必要があります。
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