問12 2013年5月学科
問12 問題文択一問題
個人年金保険の一般的な特徴に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.確定年金は、年金支払期間中に被保険者が死亡した場合には、残りの期間に対応する年金または一時金が支払われる。
2.終身年金の保険料は、被保険者が同年齢で、基本年金額や保険料払込期間、年金受取開始年齢など契約内容が同一の場合、男性の方が女性よりも高くなる。
3.変額個人年金保険は、保険料を株式や債券などで運用し、その運用の実績によって年金額や解約返戻金額などが増減する。
4.夫婦終身年金は、年金支払期間開始後、夫婦のいずれかが生存していれば年金が支払われる。
問12 解答・解説
個人年金に関する問題です。
1.は、適切。確定年金は、年金支払期間中、被保険者の生死に関係なく年金が支払われます(残りの期間に応じた年金または一時金)。
2.は、不適切。年齢や年金額といった契約内容が同じ場合、男性より平均余命が長い女性の方が、死亡するまでに多くの年金をもらえる可能性が高いため、個人年金の保険料も男性より高くなります。
3.は、適切。変額個人年金保険は、株式や債券などで運用される保険料の運用実績によって年金額や解約返戻金額などが増減します。
4.は、適切。夫婦年金は、夫婦のいずれか一方が生存している限り、年金を受け取ることができますが、同額の年金原資の場合、夫だけ・妻だけを被保険者とする終身年金よりも毎年の年金額は少ないです。
夫婦どちらかが生きていれば支給される分、夫婦どちらかだけの終身保険よりも支給額が少なくなるのは当たり前ですね。
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