問11 2013年5月学科
問11 問題文択一問題
死亡保障を目的とする生命保険の一般的な特徴に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。なお、特約は考慮しないものとする。
1.定期保険では、保険期間満了までに被保険者が死亡または高度障害状態にならなかった場合、保険金は支払われない。
2.養老保険では、保険期間満了まで生存した場合に支払われる満期保険金は、死亡・高度障害保険金と同額である。
3.終身保険では、所定の要件を満たすことで、死亡保障に代えて年金等に内容を変更することができる。
4.収入保障保険(生活保障保険)では、死亡保険金が一時金で支払われることはない。
問11 解答・解説
生命保険の商品性に関する問題です。
1.は、適切。定期保険は、いわゆる掛け捨ての保険ですから、被保険者が保険期間中に死亡・高度障害状態になった場合には死亡保険金が支払われますが、保険期間終了まで生存した場合には支払いはありません。
2.は、適切。養老保険は、保険期間中に被保険者が死亡したり高度障害状態になると死亡・高度障害保険金、保険期間満了まで生存すると満期保険金が支払われますが、保険金は同額です。
3.は、適切。終身保険の場合、保険料払込の満了後、一生涯の死亡保障を継続する以外に、老後の年金や介護保障などに保障内容を変更可能です。
4.は、不適切。収入保障保険(生活保障保険)では、死亡保険金を受け取る際、年金形式・一時金のどちらかを選択出来ますが、一時金で受け取る場合、将来発生する利子分を割り引いた額になるため、年金形式より受取額が少なくなります。
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