問18 2013年1月実技資産設計提案業務
問18 問題文
下記<資料>は、神田哲也さんが作成した自筆証書遺言である。自筆証書遺言に関する次の(ア)〜(エ)の記述について、正しいものには○、誤っているものには×を解答欄に記入しなさい。
<資料>
遺言書 遺言者 神田哲也はこの遺言書により下記のとおり遺言をする。
1.次の不動産を長男 神田一郎 に相続させる。
(1)土地
所 在 埼玉県○○市△△3丁目
地 番 34番6
地 目 宅地
地 積 120m2
(2)家屋
所 在 埼玉県○○市△△3丁目34番地6
家屋番号 34番6
種 類 居宅
構 造 木造瓦葺2階建
床 面 積 1階65u 2階65u
2.株式会社HM産業の株式100株を二男 神田二郎 に相続させる。
埼玉県○○市△△3丁目22番9号
遺言者 神田哲也
(ア)自筆証書遺言は、署名・押印があれば、全文ワープロで作成したものでも有効である。
(イ)自筆証書遺言は、作成年月日を「平成24年12月吉日」と記載しても有効である。
(ウ)自筆証書遺言に押印をする場合は、必ずしも実印である必要はなく、認印でもよい。
(エ)自筆証書遺言は、遺言者の死後、家庭裁判所の検認手続きが必要となる。
問18 解答・解説
遺言書に関する問題です。
問題文に記載があるように、資料の遺言書は、自筆証書遺言です。
(ア)は、×。自筆証書遺言とは、遺言者が遺言の全文、日付および氏名を自書して印を押すもので、パソコンやワープロ等で作成したものは無効です。
(イ)は、×。自筆証書遺言は、作成年月日を正確に記載する必要があり、「○年○月吉日」等の記載では日付を特定できないため、無効です。
(ウ)は、○。自筆証書遺言の押印は、必ずしも実印である必要はなく、認印や拇印でも有効とされます。
(エ)は、○。自筆証書遺言は、相続発生後、家庭裁判所の検認が必要です。
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