問10 2013年1月実技資産設計提案業務
問10 問題文
下記<資料>に関する次の(ア)〜(ウ)の記述について、正しいものには○、誤っているものには×を解答欄に記入しなさい。
<資料:全国の住宅総数と空室総数> (単位:1,000戸)
(出所:総務省統計局「住宅・土地統計調査」2003年版、2008年版を基に作成)
(ア)住宅総数の増加率は、住宅総数のうちの貸家数の増加率より低い。
(イ)空室総数の増加率は、空室総数のうちの貸家数の増加率より低い。
(ウ)住宅総数に対する空室率は、2003年より2008年の方が高い。
問10 解答・解説
住宅・土地統計調査に関する問題です。
(ア)は、×。住宅総数の増加率=57,586/53,891×100=106.85% ですが、
住宅総数における貸家数の増加率=17,770/17,166×100=103.51% です。
よって、住宅総数の増加率は、住宅総数における貸家数の増加よりも高いです。
(イ)は、×。空室総数の増加率=7,568/6,593×100=114.79% ですが、
空室総数における貸家数の増加率=4,127/3,675×100=112.30% です。
よって、空室総数の増加率は、空室総数における貸家数の増加よりも高いです。
(ウ)は、○。2003年と2008年の、住宅総数に対する空室率は、以下の通り。
2003年:6,593/53,891×100=12.23%
2008年:7,568/57,586×100=13.14%
よって、住宅総数に対する空室率は、2003年より2008年の方が高いです。
※本問は、2008年の数字が2003年の何倍か?や、空室数が住宅総数の何倍(何割)か?という計算ですから、逆にしないように注意しましょう。
※単純な計算問題ですが、日本では持ち家指向が強く、戦後多くの住宅が建築されたものの、近年では空室率が増えている、という社会状況を知っていれば、単純な計算間違いを防げると思います。
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