問9 2013年1月実技中小事業主資産相談業務
問9 問題文
X社の間接法によるキャッシュフロー計算書における「営業活動によるキャッシュフロー」の金額を求めなさい。なお,算出にあたっては,計算過程を示し,答は千円単位とすること。各項目のプラス・マイナスは自分で判断すること。
問9 解答・解説
キャッシュフロー計算書に関する問題です。
キャッシュフロー計算書は、企業の収入と支出(キャッシュフロー(CF))を営業活動・投資活動・財務活動ごとに区分して表示したもので、営業活動によるキャッシュフローは、本業による収入と支出を表します。
間接法による営業CF=税引き前当期純利益+減価償却費+運転資本の増減額−法人税等の支払額
よってX社の営業CFを求める場合、税引前当期純利益:31,900、減価償却費:24,700 です。
運転資本の増減額(貸借対照表上の調整項目)は、売上債権増加額:31,800、棚卸資産減少額:19,000、仕入債務減少額:20,800 で、
法人税の支払額:11,100 です。
売上債権の増加=運転資本の増加=営業CFのマイナス(売掛金が増えてキャッシュが減少)、
棚卸資産の減少=運転資本の減少=営業CFのプラス(在庫が減ってキャッシュが増加)、
仕入債務の減少=運転資本の増加=営業CFのマイナス(買掛金が減ってキャッシュが減少)、ですから、
X社の営業CF=31,900+24,700−31,800+19,000−20,800−11,100
=11,900(千円)
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