問8 2012年5月実技資産設計提案業務
問8 問題文
下記<資料>は、緒方さん夫婦が所有するマンションの登記事項証明書の一部である。この<資料>に関する次の(ア)〜(ウ)の記述について、正しいものには○、誤っているものには×を解答欄に記入しなさい。
<資料>
(ア)表題部に記載されている205号室の専有部分の床面積は、壁の内側(内法)の面積である。
(イ)緒方さん夫婦がこのマンションを購入するに当たって、金融機関から借入れを行った場合、「権利部(甲区)」に抵当権設定に関する登記事項が記載される。
(ウ)健二さんは、弘子さんの同意がなければ、共有物であるマンションの全部を第三者に売却することができない。
問8 解答・解説
不動産の登記に関する問題です。
(ア)は、○。マンションの専有部分の床面積は、広告やパンフレット等では壁芯面積で表示されていますが、登記記録では内法面積で表示されています。よって、登記簿上の面積は、専有面積よりも狭くなります。
(イ)は、×。登記記録の権利部(甲区)には、所有権に関する事項(所有権の保存・移転・仮登記・差押え等)が記載され、権利部(乙区)には、所有権以外の権利に関する事項(賃借権や抵当権)が記載されます。
(ウ)は、○。共有物の売却は、各人の持分だけであれば、自由に第三者に売却可能ですが、共有物全部を売却する場合には、共有者全員の同意が必要です。
本問の資料には、一番下段に健二さんと弘子さんの持分がそれぞれ2分の1ずつという記載があるため、お互いの同意なしに売却できません。
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