問3 2012年5月実技個人資産相談業務
問3 問題文
ファイナンシャル・プランナーは,Aさんが離職した場合の雇用保険の基本手当の日額を試算することにした。下記の〈資料〉をもとに,基本手当の日額を算出する〈計算式〉の空欄(1)〜(3)に入る最も適切な数値を,解答用紙に記入しなさい。
〈資料〉
〈計算式〉
・賃金日額
( 1 )円/180=□□□円 > □□□円
したがって,賃金日額は( 2 )円である。
・基本手当の日額
( 2 )円×□□□=( 3 )円
※〈計算式〉にある「□□□」の部分は,問題の性質上,明らかにできないために,それぞれ数値を伏せている。
問3 解答・解説
雇用保険の基本手当日額に関する問題です。
雇用保険の基本手当日額は、離職日前の6ヶ月間の月給(賞与等を除く。)の合計を、180で割って算出した金額(賃金日額)の50〜80%(60歳〜64歳は45〜80%)で、低賃金の人ほど高い率となっています。
賃金日額=離職前の6ヶ月分の月給/180
基本手当日額=賃金日額×50〜80%
※つまり、離職前の半年間の平均的な日給の、5〜8割程度が支給されるわけですね。
また、賃金日額は年齢によって上限があります。
本問の資料では、一番上が離職前6ヶ月分の月給で、2番目が賞与にあたります。
よって、賃金日額=3,060,000円/180=17,000円
ここで、資料の3番目で、「45〜60歳未満の賃金日額上限:15,780円」とありますので、53歳のAさんの場合、算出された賃金日額が上限を超えています(17,000円>15,780円)。
よって、Aさんの賃金日額は、15,780円 です。
次に、資料の4番目で、「基本手当を算出するために基本日額に乗ずる率:100分の50」とありますので、
Aさんの基本手当=基本日額15,780円×50%=7,890円
従って正解は、(1) 3,060,000、(2) 15,780、(3) 7,890
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