第5問 2012年5月実技生保顧客資産相談業務
第5問 問題文
Aさんは,平成24年3月22日に死亡した。遺産分割協議の結果,妻Bさんが自宅(建物およびその敷地たる宅地)を,長男Cさんが賃貸アパート(建物およびその敷地たる宅地)をそれぞれ相続により取得することになった。
なお,長女Dさんは,Aさんの死亡2年前に,Aさんから事業資金の贈与を受けていたため,相続の放棄をした。長女Dさんは,このAさんからの事業資金の贈与について,初めて相続時精算課税を選択している。
Aさんの親族関係図等は,以下のとおりである。
第5問 資料
<Aさんの親族関係図>
<Aさんが所有していた宅地>
(1)X宅地(180u)
自用地としての相続税評価額:1u当たり25万円(注)
利用状況:Aさんおよび妻Bさんが居住していた家屋の敷地であったが,Aさんの死亡により,妻Bさんがその家屋とともに相続により取得し,引き続きその家屋に居住している。
(2)Y宅地(200u)
自用地としての相続税評価額:1u当たり30万円(注)
借地権割合等:借地権割合 70%,借家権割合 30%,賃貸アパートの賃貸割合 100%
利用状況:Aさんが第三者に賃貸していたが,Aさんの死亡により長男Cさんがその建物とともに相続により取得し,Aさんの貸付事業を承継して,その事業を行っている。なお,貸付事業は,事業的規模ではない。
(注)いずれの相続税評価額も,「小規模宅地等についての相続税の課税価格の計算の特例」の適用前の価額である。
<Aさんが加入していた生命保険に関する資料>
保険の種類 :終身保険
契約者(=保険料負担者)・被保険者:Aさん
死亡保険金受取人 :妻Bさん
死亡保険金額 :3,000万円
※上記以外の条件は考慮せず,各問に従うこと。
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