2級FP過去問解説　問41　2012年5月学科

不動産の登記に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

１．土地または建物の登記事項証明書は、当該土地または建物の所在地の市町村役場において交付される。

２．抵当権に関する登記事項は、登記記録の権利部甲区に記録されている。

３．土地の登記記録は、一筆の土地ごとに作成される。

４．建物の登記記録に記録されている家屋番号は、市町村が定める住居表示の住居番号と一致している。

不動産の登記に関する問題です。

１．は、不適切。土地や建物の登記事項証明書は、その土地や建物の所在地の法務局（登記所）で交付してもらえます。

２．は、不適切。所有権に関する事項は、登記記録の権利部甲区に記録され、所有権以外の権利（地上権・抵当権・賃借権等）に関する事項は権利部乙区に記録されます。
抵当権は所有権以外の権利ですので、権利部乙区に記録されます。

３．は、適切。土地の登記記録は、一筆の土地ごとに作成されます。「筆（ひつ）」とは土地登記上で土地を数える単位で、一筆の土地ごとに一つの所有権が認められます。

４．は、不適切。登記記録の地番や家屋番号は、土地の場所や権利範囲を表すもののため、市町村が定める住居表示とは一致していません。

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