問31 2012年5月学科

問31 問題文と解答・解説

問31 問題文択一問題

所得税に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

1.建物の貸付けに係る不動産所得は総合課税の対象となる。

2.土地の譲渡に係る譲渡所得は総合課税の対象となる。

3.株式の譲渡に係る譲渡所得は総合課税の対象となる。

4.退職所得は総合課税の対象となる。

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問31 解答・解説

所得税に関する問題です。

1.は、適切。不動産所得は総合課税の対象です。
総合課税となるのは、利子・配当・不動産・事業・給与・譲渡・一時・雑の8種類です(源泉分離課税されるものは除く等の例外あり)。

2.は、不適切。譲渡所得は原則総合課税ですが、土地・建物の譲渡所得は、分離課税の対象です。

3.は、不適切。株式の譲渡所得は、分離課税の対象で、税率は軽減税率により一律10%です。よって、株式投資で何億円も儲けても、税率は10%で済んでしまいます。

4.は、不適切。退職所得は分離課税です。よって、毎月の給料額に関係なく、退職金額だけで所得税・住民税が計算されます。

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