問28 2012年5月学科

問28 問題文と解答・解説

問28 問題文択一問題

個人(居住者)が国内の金融機関において行う外貨建てMMFの取引に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

1.外貨建てMMFと外貨預金の為替手数料を比べた場合、一般に、外貨建てMMFの方が外貨預金に比べて為替手数料が低い。

2.外貨建てMMFを換金したことにより生じた為替差益は、非課税扱いとなる。

3.外貨建てMMFのみの取引を行う場合には、外国証券取引口座の設定は不要である。

4.外貨建てMMFは、外貨建ての公社債や短期金融商品などで運用されており、株式は一切組み入れられていない。

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問28 解答・解説

外貨建てMMFに関する問題です。

1.は、適切。外貨建てMMFと外貨預金の為替手数料は、外貨建てMMFが通常20〜50銭程度であるのに対し、外貨預金は50銭〜1円程度と、外貨建てMMFの方が低いです。

2.は、適切。外貨建てMMFの為替差益は、非課税です。
これに対し、外貨預金の為替差益は雑所得として総合課税ですので、外貨建てMMFのメリットの1つといえます。

3.は、不適切。外貨建てMMFは、外国証券取引口座を開設する必要がありますが、証券口座管理料は無料 です。

4.は、適切。外貨建てMMFの投資対象は、高格付けの国債・地方債・社債・コマーシャルペーパーなどで、株式は一切組み入れられていません。

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