問22 2012年5月学科
問22 問題文択一問題
下記の<資料>は、公募の国内証券投資信託であるXファンドの交付目論見書の記載事項を一部抜粋したものである。この<資料>から読み取れるXファンドの特徴等に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
<資料>
※社団法人投資信託協会の商品分類および属性区分による。
1.Xファンドは、原則として、当初設定日から10年間は追加購入することができない投資信託である。
2.Xファンドの基準価額は、米国内の金利変動の影響を受ける。
3.Xファンドの収益分配金を居住者である個人が受け取った場合、その所得は、所得税法上の利子所得となる。
4.Xファンドの解約価額は、解約時の基準価額から、解約時の基準価額に1.0%(税抜)を乗じて得た額を控除した額である。
問22 解答・解説
投資信託の商品概要に関する問題です。
1.は、不適切。Xファンドの商品分類は、追加型と記載されています。追加型(オープン型)投信は、当初設定日以降も追加設定が行われ(追加購入可能)、従来の信託財産とともに運用される投資信託です。
これに対し単位型(ユニット型)投信は、当初募集期間にのみ購入可能な投信です。
2.は、適切。Xファンドの特色は、米国債に投資し、利子収入による収益確保を目指した運用ですので、米国内の金利変動により国債の価格も変動するため、ファンドの基準価額もそれに合わせて影響を受けることになります。
3.は、不適切。オープン型証券投資信託の普通分配金は、配当所得です(株式の配当と同じ扱い)。
なお、投信の価格が元本を下回ったときの分配金は、特別分配金として非課税です。
4.は、不適切。投信を解約する際、投資家間の公平性を保つために、買付や換金に係る諸費用を、信託財産留保額として買付代金に加算もしくは換金代金から差し引きます。
Xファンドの信託財産留保額=解約時の基準価額×0.1% ですから、Xファンドの解約価額は、解約時の基準価額から信託財産留保額(基準価額の0.1%)を差し引いた額となります。
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