問33 2012年1月実技資産設計提案業務

問33 問題文と解答・解説

問33 問題文

恵子さんの母親の文子さんは、昭和17年4月10日生まれで、まもなく70歳になる。文子さんは老齢基礎年金を繰り下げて70歳から受給する予定である。文子さんの国民年金保険料納付済期間などが下記<資料>のとおりである場合、70歳到達月に繰下げの申出をした文子さんに支給される老齢基礎年金の年金額として、正しいものはどれか。

<資料>
[文子さんの国民年金保険料納付済期間]
昭和44年6月〜平成14年3月 394月
※このほかに保険料納付済期間はないものとする。

[その他]
・ 老齢基礎年金の額(満額):788,900円(平成23年度価額)
・ 文子さんの加入可能年数:40年
・ 繰下げ受給増額率:65歳到達月から繰下げ申出月の前月までの月数×0.7%
・ 振替加算は考慮しない。
・ 年金額の端数処理
年金額の計算過程においては円未満を四捨五入し、繰下げ受給の老齢基礎年金の年金額については、50円未満の端数が生じたときはこれを切り捨て、50円以上100円未満の端数が生じたときはこれを100円に切り上げるものとする。

1.   647,600円
2.   865,100円
3.   919,500円
4. 1,120,200円

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問33 解答・解説

老齢基礎年金の繰下げに関する問題です。

年金の支給繰下げをした場合、1ヵ月当たり0.7%増額されます。
文子さんは65歳から受給できる老齢基礎年金を、5年繰下げて70歳から受給するため、
繰下げによる増額率=5年×12月×0.7%=42%

つまり、本来の年金+本来の年金×42%=繰下げ支給の年金額 ということになります。

ここで、老齢基礎年金額の計算式は、以下の通りです。
老齢基礎年金=満額の基礎年金×(納付済月数+免除分調整月数)/(加入可能年数×12)
よって、本来の老齢基礎年金=788,900円×394月/(40年×12)
                   =647555.416…≒647,555円(円未満四捨五入)

従って、繰下げ支給の老齢基礎年金は、
647,555円+647,555円×42%=919528.1
                   ≒919,500円(50円未満切捨て)

従って正解は、919,500円

問32                               問34-40(資料)
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