問31 2012年1月実技資産設計提案業務
問31 問題文
修さんは、盲腸炎で7日間入院し、平成23年11月の医療費が総額450,000円かかったため、FPの米田さんに健康保険の高額療養費制度について質問をした。米田さんが説明した高額療養費制度に関する下図の空欄(ア)にあてはまる数値を解答欄に記入しなさい。なお、修さんは全国健康保険協会管掌健康保険(協会けんぽ)の被保険者であり、修さんの所得区分は「一般」に該当するものとする。
<1ヵ月当たりの医療費の自己負担限度額/70歳未満の人>
上位所得者 150,000円+(医療費−500,000円)×1%
一般 80,100円+(医療費−267,000円)×1%
低所得者 35,400円
※多数該当については考慮しない。
問31 解答・解説
高額療養費に関する問題です。
サラリーマンなどの会社員が加入する健康保険では、70歳未満の場合、医療費の自己負担は原則3割ですが、自己負担額には上限があり、自己負担限度額を超えた分については、高額療養費として支給されることになります。
修さんの窓口負担額=総医療費×3割
=450,000円×3割=135,000円
70歳未満の一般所得者の自己負担限度額は、80,100円+(総医療費−267,000円)×1% ですので、
修さんの自己負担限度額=80,100円+(450,000円−267,000円)×1%
=80,100円+1,830円
=81,930円
従って、高額療養費=窓口負担額−自己負担限度額
=135,000円−81,930円=53,070円
従って正解は、53,070円
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