問16 2012年1月実技資産設計提案業務
問16 問題文
馬場孝一さんは、平成23年中に下記<資料>の医療費を支払った。馬場さんの平成23年分の所得税の確定申告における医療費控除の金額として、正しいものはどれか。なお、馬場さんの給与所得は346万円で、このほかに所得はないものとする。また、妻および長男は同一生計である。
<資料>
(注)生命保険契約における医療特約により入院給付金70,000円を受け取っている。
1. 30,000円
2. 113,000円
3. 183,000円
4. 213,000円
問16 解答・解説
医療費控除に関する問題です。
医療費控除は、その年に支払った自己負担の医療費から、保険金などで補填された金額と、10万円(総所得200万円未満の人は総所得の5%)を差し引いた額です。
また、生計を一にする家族が支払った金額も対象となります。
資料のうち、妻の骨折による入院費や虫歯治療費は、当然医療費控除の対象です(ただし、美容目的の歯列矯正等は対象外)。
また、市販薬の購入費も医療費控除の対象です。
よって、医療費の内容は全て医療費控除の対象となりますが、妻の入院に関しては、生命保険から給付金70,000円が支払われているため、80,000円−70,000円=10,000円 となります。
従って医療費控除額=10,000円+200,000円+3,000円−100,000円=113,000円
よって正解は、113,000円
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