問14 2012年1月実技資産設計提案業務
問14 問題文
柴田千恵子さんの毎年の収入は、年間90万円のパート収入のみであるが、平成23年においては、千恵子さんが契約(保険料を負担)していた養老保険(保険期間20年)の満期保険金250万円も受け取った。千恵子さんの平成23年分の総所得金額として、正しいものはどれか。
<平成23年中の収入>
給与収入(パート) 90万円
養老保険の満期保険金 250万円
(注1)養老保険の既払込保険料は180万円であった。
(注2)養老保険の配当金については考慮しないものとする。
<給与所得控除額の速算表>
1. 35万円
2. 45万円
3. 60万円
4. 95万円
問14 解答・解説
総所得金額に関する問題です。
総所得金額は、大雑把に言うと、総合課税の所得を合計し、損益通算した後の金額です。
まず、給与収入は給与所得として総合課税の対象で、給与所得=給与収入−給与所得控除 です。
よって、給与所得=90万円−65万円=25万円
また、養老保険の満期保険金は、一時所得として総合課税の対象です。
一時所得=収入額−収入を得るために支出した額−特別控除50万円 ですので、
一時所得=250万円−180万円−50万円=20万円
さらに、一時所得は、総所得金額を算出する際に、その2分の1が合算対象です。
よって、
総所得金額=給与所得+一時所得
=25万円+20万円×1/2=35万円
従って正解は、35万円
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