問10 2012年1月実技資産設計提案業務
問10 問題文
細川秀一さんが団体扱いで契約している下記<資料>の医療保険に関する次の(ア)〜(エ)の記述について、正しいものには○、誤っているものには×を解答欄に記入しなさい。なお、秀一さんはこれまでに下記<資料>の保険から、保険金および給付金を一度も受け取っていないものとする。また、(ア)〜(エ)の記述はそれぞれ独立した問題であり、相互に影響を与えないものとする。
<資料>
(ア)秀一さんが退職した場合、団体扱いで契約していたこの医療保険は自動的に解約扱いとなる。
(イ)秀一さんが、胆石の手術(1回)で14日間入院した場合、入院給付金と手術給付金の合計15万円を受け取ることができる。
(ウ)秀一さんが、手術前の検査のために2日間通院した場合、通院給付金として6,000円を受け取ることができる。
(エ)秀一さんが交通事故により即死した場合、冨美子さんは死亡保険金として50万円を受け取ることができる。
問10 解答・解説
医療保険に関する問題です。
(ア)は、×。企業等の団体で加入する保険には、「団体保険」と「団体扱いの保険」の2種類あります。
団体保険は、加入人数や割合、加入率や事故率等の団体に合わせた保険で、保険料が割安ですが、その団体を退職すると、自動的に解約扱いとなります。
団体扱いの保険は、企業等の団体が保険料の引き落としを代行する保険で、保険料は割引されることが多いものの団体保険に比べると割高ですが、その団体を退職しても、保険料の割引はなくなるものの保障を継続することが可能です。
(イ)は、○。胆石の手術(1回)で14日間入院した場合ですが、入院給付金は「5日以上の入院時で5日目から」とあるため、入院4日目までは支払対象外です。
よって、14日−4日=10日分が支払日数ですので、入院日額5,000円×10日間=50,000円が支払われます。
また、手術給付金は「10万円(1回につき)」とあるため、給付金の合計は、5万円+10万円=15万円です。
(ウ)は、×。通院給付金は「退院後の通院に限る」とあるため、手術前の検査通院は支払対象外です。
(エ)は、○。医療保険の死亡保険金(給付金)の免責事由は、以下の通りです。
・責任開始日から一定期間内の自殺
・保険契約者または死亡保険金受取人の故意による致死
・戦争等による致死
従って被保険者の交通事故による死亡は、免責事由に該当せず、死亡保険金を受け取れます。
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