第5問 2012年1月実技中小事業主資産相談業務
第5問 問題文
Ａさんは，非上場会社であるＸ社のオーナー社長である。Ｘ社の業績は，堅調に推移しており，同社株式の評価額は今後も上昇することが予想される。
Ｘ社の事業には２つの部門があり，Ａさんの長男Ｃさんと二男Ｄさんがそれぞれの部門の責任者となっている。長男Ｃさんと二男Ｄさんはいずれも経営者として十分な力量を備えており，Ａさんは事業承継対策として，２つの部門を分割して別会社とし，それぞれ事業を承継させたいという意向をもっている。ただ，二男ＤさんがＡさんの事業を引き継ぐことに消極的なため，１つの部門を他社に事業譲渡することも検討したいと思っている。
そこで，Ａさんは会社分割等について，ファイナンシャル・プランナーに相談することにした。なお，Ｘ社の概要等の資料は，以下のとおりである。
第5問 資料
〈資料：Ｘ社の概要〉
・事業内容
：繊維・衣服等卸売業
・資本金等の額 ：30,000千円
・発行済株式総数：60,000株
株式はすべて普通株式であり，議決権は１株につき１つ
・株主構成：
Ａさん 40,000株
Ｂさん（Ａさんの妻） 10,000株
Ｃさん（Ａさんの長男） 5,000株
Ｄさん（Ａさんの二男） 5,000株
・従業員数（継続勤務） ：35人
・株式評価上の会社規模：中会社の中（Ｌの割合＝0.75）
・株式評価に関する事項（１株当たり）：Ｘ社は，特定の評価会社に該当しない。
原則的評価額 ？円
類似業種比準価額 6,240円
純資産価額 ？円
配当還元価額 750円
・直前期末における総資産価額等：
上記以外の条件は考慮せず，各問に従うこと。
問12
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