問4 2012年1月実技中小事業主資産相談業務

問4 問題文と解答・解説

問4 問題文

ポートフォリオに関する次の文章の空欄(1)〜(3)に入る最も適切な語句を,下記の語句群のア〜キのなかから選び,その記号を解答用紙に記入しなさい。

複数の異なった動きをする銘柄に( 1 )投資することで,1つの銘柄に投資するよりもリスクが相対的に( 2 )する効果を狙うことができる。複数の銘柄に投資すると,ポートフォリオの期待収益率は,ポートフォリオに組み入れた各銘柄の期待収益率の加重平均になる一方,ポートフォリオのリスクは,銘柄間の期待収益率の( 3 )が1でない限り,ポートフォリオに組み入れた各銘柄のリスクの加重平均を下回る。これがポートフォリオを用いた運用目的のひとつである。

ア.集中    イ.増加    ウ.分散    エ.低減    オ.消滅    カ.相関係数
キ.シャープ・レシオ

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問4 解答・解説

ポートフォリオ運用に関する問題です。

1つの銘柄に投資(集中投資)していると、その銘柄が暴落・暴騰することで、当初予定していた利回りから大幅にブレてしまいますが、複数の異なった動きをする銘柄に投資(分散投資)していると、ある銘柄が暴落・暴騰しても、別の銘柄がカバーすることで、当初予定していた利回りに近づき、リスクが相対的に低減する効果を狙えます。

複数の銘柄に投資すると、ポートフォリオの期待収益率は、投資した各銘柄の期待収益率の加重平均になりますが、ポートフォリオのリスクは、投資した各銘柄のリスクの加重平均を下回ります(銘柄間の期待収益率の相関係数が1でない場合)。

相関係数が1=組入資産全てが正の相関=同じ値動き ですので、ポートフォリオを組んでもリスクは単に同じ値動きをする株を複数買ったのと同じで、分散投資の意味がありません。

相関係数が1より小さい=組入資産が無相関・負の相関=バラバラの値動き・逆の値動き となり、こういったポートフォリオを組むことで、単に加重平均した計算結果よりも全体としてリスクを抑えた投資を行うことが可能となります。

つまり、分散投資すると、平均的な利益を確保しながら、リスクを抑えることが可能となるわけです。

よって正解は、(1) 分散、(2) 低減、(3) 相関係数

第2問             問5
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